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デッドスペースを坪庭に 福井市I様邸
勝手口から出たところにある裏庭です。室内から眺めるわけでも、通りに面しているわけでもありませんが
施主様だけの癒しのスペースとして活用したいというご要望でした。
こういうデッドスペースを庭にしたいという施主様のお気持ちが素敵です。
奥に見えるタマリュウの曲線の通路までが既存のお庭でした。イメージを合わせて、新しく坪庭を造りました。
既存の庭と同じ素材の御影石の敷石、延石を敷いて、そして素材の違う鉄平石のスペースへ。
鉄平石は濡れるとしっとりと深みが出る素材です。水やりも楽しくなりますね。
狭いスペースなので、右奥へ向かうように斜めにデザインすることで広がりを持たせました。
隣家と近くにある病院の病室からの視線カットには、常緑樹のソヨゴを。シンボルツリーにはツリバナを植栽しました。
施主様からはギボウシとニューサイランが似合うお庭にして欲しいとお聞きしていました。
ギボウシは何種類入れたでしょう(笑)。
ニューサイランはよくある大型の銅葉のタイプではなく、大型ですが控えめな黄金色のもの(中央右)と
柔らかな細い銅葉の小型種(右下)のものをチョイス。
ティアレラ、ヒューケラ、ナルコユリ、フウチソウ、斑入りツワブキ、小型のアガパンサス、ニワナナカマドなどを植栽。
白いお花(右上)は、山アジサイではなく、ダルマウツギ。ノリウツギの矮性種です。
草花の手入れが出来ない・・・という方は多いのですが、庭屋では、基本的に毎年楽しめる宿根草をメインに、
楚々とした草ものやカラーリーフで、施主様になるべく手入れのご負担がかからないように植栽します。
下草類があるのと無いのとでは、お庭の印象が随分と変わりますので、植栽は省かないようにして頂けたら。。。と思います。
色、質感の対比や素材の合わせ方など、是非ともプロにお任せください。
御影石の椅子兼鉢置きを設置しました。ちょっと腰掛けてくつろぐスペースがあるだけで、庭へ出る回数が増えるものです。
わざわざ足を運ばないといけない場所にある庭なので、
庭に出たい、少しでも長く過ごしたいと思えるお庭になるといいな。。。という思いでデザインに組み込みました。
基礎はモルタルで固めてあるので倒れることはありません。
施工完了後、施主様に「大満足です」と言って頂けただけでも嬉しかったのですが、
「あの椅子に座って眺めた感じがすごくいいですね~~」という言葉に、デザインする時の気持ちが届いたようで本当に嬉しくなりました。
「じゃあ、このデザインで」と全部任せて下さったI様、有難うございました!
またこんなお庭が造りたい♪と思えるようなお庭になりました。
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