TOP > スタッフブログ > らくだ(社長:高本茂樹)のひとりごと > 庭屋展示場ログハウス奮闘記1・杉材の切り出し~皮むき
オールハンドメイドの、庭屋展示場のログハウス。
材料切り出しから数えると、約4年がかりになります。製作過程の写真も交えて、ブログでご紹介したいと思います。
工程
-----材の切り出し-----
ログウォールを4面に、予定高さ2.2mを積むとすると、
丸太材の直径が25cmとして、単純計算で9段×4面=36本!!
結構な本数が要りますね~。
なんせ、外構工事の傍ら、和泉村で月に一回のチェンソーワーク。材料はいつになったら揃うのか・・・
2005年チェンソーの扱い方を、先輩方に教わりながら、切り倒していた頃です。
倒した樹は、枝を落とします。
この時も、地面に引っかかっている枝を、気づかずに切ってしまうと、
急に跳ね上がってきて身体に当たったり、目に入ったりと、なめて掛かると、とても危険です。
私にとって、このチェンソーワークは、実際仕事上でも重要なのです。
ガーデンリフォームの際の樹木の伐採や、枝おろしなどでチェンソーを使います。
ここで安全面の基本的なことを、しっかりと教えていただいた事が
現在とても役立っています。
切り出して~運搬~また切り出して~運搬、
ユニック担当の私よりも、他の方たちのほうが
しんどかったかも・・・今更ですが、すみません(笑
材料は九頭竜湖の上流の下半原というところへ運びました。
この当時、この場所がカヌー、ログワークといった
活動拠点だったのです。
工程
-----皮むき-----
2006年
長女3歳、杉皮をむく・・・将来楽しみなのでございます。
と、写真のように幹表面についている皮をむくのです。
材の切り倒しは、基本的には冬です。
冬切り倒した材は、水分をあまり含んでいないので、皮もむきにくいです。
写真のように、ピーリングナイフなどを使って根気強くむいていきます。
電気があれば、曲面カンナなどでやるとぜんぜん楽です。
冬以外に切り倒すと、水分を含んでいるので、面白いようにヘラで簡単にペロッとむけます。
ただし、水分が多いのでカビが出ます。
この皮むきした杉材をチェンソーで加工して、ログハウスを組み立てていきます。
2006年 NPO九頭竜自然樂校でログハウス講座として、仮組みを開始。
続きは次回、庭屋展示場ログハウス奮闘記2をご期待下さい!